紹介者
今月の紹介者は、高橋M先生です。
高橋先生はつい先日パパになったばかりでうれしそうですが、
残念ながらコロナのためまだ子供に会えていないという。
早く会えて抱いて上げられるといいね。
題名
科学者はなぜ神を信じるのか
講談社 1000円(税別)
この本を選んだ理由
科学者というと、神の御業や奇跡よりも物理法則を信奉する現実主義者というイメージがあったので、それに反するタイトルに興味をひかれたため。
この本から学んだこと
教会は中世において大きな権威であり、科学分野も教会の意向の影響を大きく受けていました。天動説を唱えたことが異端と断じられ、自説の撤回を強いられたガリレオのケースは、本来あるべき科学の姿が歪められた一例と思われます。
実験データの改ざんなどは現代でも皆無ではありませんが、純粋に科学的な真理を探究することに対する障壁は、ガリレオの時代とは比べ物にならないほど少なくなったのだろうと感じました。
心に残った言葉
「科学によって宇宙のはじまりや物質のはじまりを少し理解したら、同時に、いままで気づかなかった疑問が湧いてくる。人間には神の業を完全に理解することはできない」
宇宙ではありませんが、以前聞いた生命の発生の話との共通点にピンときました。
生命が存在しないところから生命が発生するためには、それこそ天文学的な確率の偶然が幾度となく必要となるそうです。生命の精緻な構造と機能が解明されるにつれ、その発生に「知性」が先立って存在すると信じる生物学者もいる、という話に似ていると感じ、心に残りました。
この本のおすすめポイント
予備知識がなくても、古代ギリシアから近現代までの科学(主に物理学や天文学)の発展に、科学者たちの宗教観や教会が及ぼした影響について、概略がつかめます。
ガリレオ、アインシュタインなど、一般的にも有名な科学者も多く登場し、伝記調でかかれているパートも多く、一見重そうなテーマですが、小説のような感覚で読めました。
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