紹介者
今月の書籍紹介者は、歯科助手バイトの名古Mさんです。
彼は東北大学歯学部2年生の学生さんで、一度有名大学を
卒業し再度歯学の道を志して学んでいる勉強家で〜す。
紹介本
『仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?』
飯野謙次
文響社
¥1,430-+税
1.この本を選んだ理由
クオリティを維持したまま仕事を速く行う方法を身につけるため。
2.この本から学んだこと
ミスは属人的なものではなく、作業の手順が不明瞭であるために起こるものである。「以後、気をつけます」とは何らかのミス、トラブルが生じた際によく言われることだが、機械ではない人間が注意力を維持し続けることは不可能であり、一点に集中力を全て投入すると別のミスをも併発する要因になりかねない。絶え間ない集中力を要する仕事は設計ミスを孕んだものである。
ミスを避けるには誰が作業を行っても同じ結果が出るように作業プロセスを具体化し、曖昧な各人の判断をさし挟む領域を減らすことが重要である。本書p.53にはチェックリストの例を二つ挙げ、比較している。
例1
1、水槽温度の適性を確認する
2、水槽内の水量を確認する
3、水槽のふたはしっかり固定されている
例2
1、水槽Aは60℃より低くない
2、水槽Aは80℃を超えていない
3、水槽Aの水面は、赤い線より下にある
4、水槽Aの水面は、青い線より上にある
5、水槽Aのふたの4本のねじ締付トルクはそれぞれが50kg・cmを超えている
6、水槽Aのふたの周りは濡れていない
前者に比べ、後者のリストは求められる行動をより具体化しているため、曖昧な解釈をする余地なく、作業を迷いなく、着実に進めることを容易にしている。
このように、仕事をミスなくスピーディに行うためには手順の明確化が有効である。
3.心に残ったこと
・どんな人間でもミスを起こしうるが、先述のチェックリストを作るような、ほんの少しの手間と工夫でそれを大幅に減らすことができる。
・ミスをするということは改善の余地があるということであり、上達するチャンスを教えてくれる。
・本当のミスはミスを恐れて何もしないことや、ミスをなかったことにすることである。
・無闇に急ぐのではなく、一つ一つの作業手順を明確にすることで、仕事のスピードとクオリティを同時に向上させることができる。
・生まれも育ちも違う人間同士が協力して仕事を行う際に、個々人の解釈する余地があるとトラブルの火種になりやすい。この本で紹介されたミス回避方法の提案は、個々人の仕事クオリティ向上のみならず、人間関係を円滑にするにも有効な手段である。
4.この本のおすすめポイント
「ミスしない」や「仕事が速い」の実現を謳う本は数多あれど、それらの理想を羅列するだけでなく、どのような行動に移せばよいかまで解説してある点。
イチローの言葉に「びっくりするような好プレイが、勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。」とありますが、この本に説明された手法で確実な作業を実現し、業務に貢献したいと考えました。
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